家賃が家計を圧迫するときは引っ越しを検討しよう

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家計の多くを占める「家賃」

家計の中でも特に割合の大きい出費であるといわれているのが家賃、つまり住居にかかるお金です。月々支払わなければならない家賃を抑えるだけでも、家計は楽になるでしょう。家賃を抑える場合には引っ越し・住み替えを検討することになります。ここでは、家賃を抑えるため引っ越しを検討する際のポイントについて解説します。

家賃の割合は収入のどれくらいが適切?

収入に占める家賃の割合について、以前は収入の3分の1(収入の3~4割)という目安が有名ですが、今ではこの目安は高すぎるのではないか?と言われています。近年は賃貸物件の家賃も物価も高くなってきています。また、日々の生活を乗り切るだけではなく、将来に備えて貯金もしなくてはならないことを考えると、家賃が3分の1も占めると家計のやりくりが難しくなる可能性があるのです。

そのため、最近では収入の4分の1(2割前後)を目安として、賃貸物件の家賃を選ぶ人が増えてきています。

家賃を抑えるための引っ越しのポイントは?

家賃を抑えるためには、物件探しの際にいくつかのポイントを押さえることが大切です。特に注意したいのは、繁忙期を避けて物件探しをすることと、人気の高い条件を避けることです。

引っ越しの繁忙期は、春から初夏にかけての期間。新入学や新入社員が多く、新生活のスタートに伴い引っ越し需要が高まる時期となっています。この期間を避けて物件探しをするだけでも、より良い条件の物件を安く探すことができます。

また、駅や商業施設に近い物件や、新築物件などは人気が高く、住居費も高額になりがち。このような条件は、家賃が高くなる傾向にあります。例えば、テレワークが増えてくると、駅が近いエリアや都心部に住む必要もなくなってくることもあります。このようなケースでは郊外に移り住み、貯蓄を増やすチャンスと言えます。

逆に、子どもの通学や保育園の兼ね合いで条件を絞らざるを得ないケースや、住居を購入したいという希望もあるかもしれません。

家賃は低ければ低いほど良いというわけではなく、ライフスタイルの変化や、現状の目標に即したものであるべきです。

妥協できる条件とそうでない条件を分けておくことで、自分たちの暮らしにマッチした家賃で住めるようになります。自分たちが求めているのは貯蓄なのか快適な生活なのか、今は貯め時なのか使い時なのかを見極めたうえで、家賃の見直しを行ってみてください。