生命保険とは、被保険者が死亡・高度障害・病気・ケガなどによって収入が減るリスクに備えるための保険です。生命保険には、保険金等がどのように支払われるかによって、主に以下の3つに分けられます。
- 死亡保険：被保険者が死亡もしくは高度障害になった際に保険金が受け取れます
- 生存保険：被保険者が一定期間生存していると給付金が受け取れます
- 生死混合保険：契約時に定められた満期まで支払い続けることで満期保険金を受け取れます。ただし、死亡・高度障害状態になった場合でも保険金は受け取れます。
生命保険は、万が一の事態が発生した場合に家族の性格を守るためです。そのため、必要な保障額・期間を考慮して、自分自身や家族の将来を考えたうえで保険のプランを決めることが大切です。生命保険に入るべきかどうかは、家族構成・収入・将来のプランによって異なります。
生命保険に加入する必要性が高い人
生命保険に入っておいた方が安心という方の特徴は、以下の通りです。
配偶者や子どもなど、養うべき家族がいる人
先ほども触れたように、生命保険は万が一のときに家族の生活を守るための対策として加入するものです。被保険者である自分が一家の大黒柱である場合は、もしも自分が病気・ケガあるいは死亡した場合に、家族の生活が立ち行かなかくなる可能性があります。そうでなくても、自分の介護のために収入を失ったり、医療費・葬儀費などの負担が増えたりすることも考えられます。
一方で、養うべき家族がいない人は生命保険のメリットを存分に活用しにくくなります。
貯金が少ない人・老後資金や教育資金を確保したい人
収入が安定しており貯金も十分にある人は、病気や怪我をしても貯蓄を切り崩すことで耐えしのぐことができます。
しかし、貯金が少ない人は医療費を払えなくなる可能性があります。生命保険に加入することで、病気やケガで働けなくなった場合に、生活費や医療費を補えます。
老後資金・教育資金を貯めることを目的の1つにした貯蓄型保険というタイプの保険もあります。ただし、貯蓄型保険は保険料が高くなりやすいため、家計を圧迫する要因の1つになります。自身の収入に合わせて必要な分だけ加入しましょう。
ライフスタイルや家族構成に応じて保険を選ぼう
自分や家族のライフスタイルを把握したうえで、保険料・保険期間・保障内容を比較検討することが、生命保険を選ぶ上で重要なポイントです。病気・ケガに陥っても保険金が支払われない場合があるため、補償内容は特によく確認してください。ライフスタイルや家族構成に応じて自分に合った生命保険を選びましょう。