専門家じゃないからこそ投資は「放置」が基本

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お金とわかば

あれこれ目移りする方が損をする

基本的に投資は、短期でドカンと稼ごうとするのではなく、長期的にコツコツ貯めるのが基本です。

現金以外の資産を選ぶ際には、「投機」と「投資」を混同しないようにします。これらの違いは企業の株だと分かりやすいので、株式で説明します。

投機とは?

「投機」は、利益が出るタイミングを見計らって株式などの売買を行うことで、短期間で大きな利益を得ようとする方法です。企業の評価が上がり切ったタイミングを見計らって売ったり、逆に企業の評価が下がるのを見越して手放すか空売り(株券を持たないまま現在の株価で売りを出し、株価が下がったところで買い戻して差益を得ること)といった方法があります。

特に株などはパソコンの前に張り付くデイトレーダーのイメージが強いかもしれません。

投資とは?

一方、「投資」は、長期的な視点でコツコツと利益を得ること。株でいえば、その企業の株式を持ち続けることで、企業の評価が向上した際に利益を受け取ることです。企業の成長を信じて株式を持ち続けることですね。ただ、一社だけに決め打つのはリスクが大きいので、会社や国を分散させることで損失を小さくする方法がよく採用されます。

投資は最初が肝心

投資を行う上で大切なのは、リスク許容度とポートフォリオを決めることです。

リスク許容度とは、「投資にどれくらいリスクを許容できるか?」の割合です。リスクが大きいと生活に悪影響を及ぼします。収入や総資産が大きいほどリスクを取れますが、だからといってリスクを取る必要はありません。あまり投資が信用できないと思うのならば、リスク許容値を下げても問題ありません。

ポートフォリオとは資産の割合を金融商品の組み合わせ・割合のこと。リスク許容度が高ければ収入性の高い株式などの金融商品を、低ければ現金や債券など安定した金融商品を選ぶことになります。

リバランスで定期的にメンテナンスを

しかし、最初に決めたポートフォリオは買い続けるうちに崩れてしまう可能性があります。株式や債券の価格は時間が経つにつれて上下するため、漠然と買い続けているとポートフォリオが崩れてしまうんです。

金額を決めて買うこともできますが、子供の進学状況、転職や退職など、ライフステージが変化するタイミングでは、ポートフォリオの割合を変える必要がないかどうかチェックした方がいいでしょう。

例えば、子どもが自立するまでは現金や学資保険に充て、子供が独り立ちした際には現金の割合を減らし、年金を受け取る年齢が近づいてきたら債券や現金などリスクの小さい資産に切り替えるといった方法が考えられます。